糸満ハギのサバニ、建造開始のお知らせ

この度当館では、海洋博覧会記念公園管理財団様からの発注を受けて、同公園にて展示されるサバニの建造を開始し、去る10月4日、満潮時刻に合わせてサバニ製作安全祈願式を執り行いました。
式典は、当館理事長の上原謙、船大工の大城清氏・大城昇氏、他大勢の関係者が参集して見守る中、木材に道具を並べて、お神酒をかけ、更に道具で木材をたたく事によって仕事始めをすることを木材に語りかける等の、非常に伝統を重んじた様式となりました。
今回の事業では、糸満ハギに加えて、物資が乏しかった戦中・戦後に当館理事長の父上原新太郎(故人)によって考案された、限られた木材で建造することが出来る南洋ハギという形式のサバニも同時に建造致します。

二つのサバニの建造方法の違いを見ることが出来る非常に貴重な事業となりますので、近隣にお立ち寄りの際は、是非ご見学にお越し下さい。
なお、サバニの建造の模様は、映像として記録していく他、facebookにて随時写真も公開して参ります。facebookのページは、facebookにログイン後、「糸満 海人工房・資料館」で検索して頂ければアクセス可能です。
(2012.11.11)
糸満 海人工房・資料館 リニューアルオープン

糸満市の特段のご配慮により、「糸満 海人工房・資料館」は7月7日に改装開館式を済ませ、本日よりリニューアルオープンいたしました。
これもひとえに皆様方の日頃からの温かいご支援とご協力の賜物であると、深く感謝いたしております。
この場を借りて御礼申し上げます。
今後とも私どもの活動にご指導、ご鞭撻を賜りたく、引き続き宜しくお願い申し上げます。
追伸:
夏を迎え、サバニ体験など各種プログラムの予約が入ってきております関係で、臨時に休館することがございます。
お出かけの際には事前にお電話にて開館状況をご確認頂けますと助かります。
(2012.7.10)
「糸満 海人工房・資料館」改装開館式及び祝賀会のお知らせ
糸満市の特段のご配慮により、糸満 海人工房・資料館はこのたび改装工事を終えて7月7日よりリニューアルオープンする運びとなりました。右のリンクより改装開館式及び祝賀会のお知らせをご覧頂きまして、是非皆様でお出かけ下さいます様、ご案内を申し上げます。
(2012.7.3)
第11回帆掛けサバニ走せー大会について
レースの結果発表を行いました。
レースの結果、並びに安里洋之さんからご提供頂きましたフォトライブラリーを公開致しました。
(2012.5.31)
サバニの下架場所のご案内(PDF)を掲載致しました。
同様の内容をこちらでもご確認頂けます。
(2012.5.24)
帆漕指示書の配布を開始致しました。
参加チームの皆様は、必ずご確認下さい。
(2012.5.15)
帆掛けサバニ走せー大会の詳細情報を発表致しました。
(2012.5.13)
本年の帆掛けサバニ走せー大会は5月27日に開催致します。
例年の天候や参加下さる皆様の便宜等を考え、今年は11月の開催から5月へと変更致します。開催要項詳細は別途実行委員会に諮った後にお知らせ致しますが、帆掛けサバニチームの皆様には是非ご参加をご検討・ご予定下さいます様、お願いを申し上げます。
(2012.2.16)
糸満 海人工房・資料館とは
糸満 海人工房・資料館は、沖縄県が世界に誇る糸満漁業の伝統文化を次世代に継承する事を目的とした資料館です。
日本オリジナルのゴーグルや小型帆船がかつて琉球列島に存在し、海人(ウミンチュー)と呼ばれる漁師達が縦横無尽に大海原を駆け巡っていた事をご存知でしょうか?

例えば、120年前に考案された糸満発祥の水中メガネ「ミーカガン」は、 琉球列島のみならず世界中の海洋民にとって、言わば水中視界に魚眼をもたらしたことにより、それまでの漁法を一変させただけでなく、 現在の競泳用ゴーグルの原型になったとさえ言われています。
また、伝統的な小型帆掛け漁船「サバニ」に装備されていた帆走艤装のメカニズムは、今日の西洋のヨットと比べても決して劣る事の無い、日本オリジナルの極めて洗練さた、且つ高度な技術に裏付けされたものでした。世界最高峰のヨットレース「アメリカズカップ」に挑戦する日本艇を設計したデザイナー故横山晃氏に、サバニの船体プロフィールが驚愕とそして多大なる影響を与えた事は有名な話です。
これらの例は糸満の伝統海洋文化が如何に優れていたかを示すほんの一部に過ぎませんが、現代社会の中で失われつつあるこの様なかけがえのない素晴しい文化や先人の知恵を理解・保全し、継承し、そして発展させていく事が私たちの大切な使命だと考えています。
工房・資料館は2009年11月より、糸満市(海人課)のご厚意によって広々とした施設に移転、皆様のご来場を心よりお待ちしております。
お願い

伝統的な昔の漁具は、当時の漁業や生活を知る上での大切な文化資産です。もしご家庭に眠っている古い漁具があれば、ゴミだと考えて捨てる前に是非ご一報をお願い致します。
お預け頂けた場合には、私たちが大切に保管・展示をさせて頂きます。
クイックリンク
現在、トピックスではサバニ帆漕レース、帆かけサバニフェスタ、帆かけサバニレースinやんばる、そして帆かけサバニ走せー大会に参加しているチームのリンク集をご紹介しております。未だ自分のチームが登録されていない方は是非ご一報下さい。





新着情報
新春サバニ漕ぎ初めを実施しました。

サバニ漕ぎ初めを以下のスケジュールで実施致しました。以下、ご報告申し上げます。
1月3日 9:30 糸満海人工房資料館集合
10:00 資料館出発
10:30 南浜公園にて初漕ぎ開始
(2011.12.28)
第10回帆掛サバニ走せー大会のご報告
レースのフォトギャラリーを公開致しました。(2011.11.30)
レース結果を掲載致しました。(2011.11.4)
レース艇の持ち込み、懇親会、帆漕指示書への追加事項等の、お知らせを追加致しました。(2011.10.18)
第10回フーカキサバニ走せー大会の参加申し込みの締め切りを10月7日まで延長致しました。参加をご検討頂いている皆様の混乱を招いてしまいました事、お詫びを申し上げます。何卒ご理解の上、ふるってご参加を下さいます様、お願いを申し上げます。(2011.10.5)
サバニ進水に関するお礼
糸満 海人工房・資料館では、漁に使われた後に長い間保管されていたサバニを引き取り、昨年末から数ヶ月間かけて修復を行って来ましたが、残り少ない現役の舟大工である大城清氏の協力等によって、再び海に出して乗船する事が出来る様になりました。
このサバニの事をより多くの人に知ってもらいたいとの考えから、糸満 海人工房・資料館ではこの度、新しく生まれ変わったこのサバニの名前を広く全国の皆様から公募した結果、「ハマスーキ」と命名する事と致しました。ご応募頂いた皆様、また進水式にご参列頂きました皆様に心からの御礼を申し上げます。
進水式や修復時の写真をイベントのページでご紹介していますので、是非ご覧下さい。
沖縄県スタディツアー@美々ビーチに協力させて頂きました。
福島県南相馬市の小中学生に沖縄の海を思う存分楽しんでもらうイベントが行われ、我がNPOハマスーキは4隻のサバニを繰り出し、皆にサバニ舟の乗船体験を提供致しました。またその合間にミーカガンの歴史なども紹介しました。(2011.8.5)
古いサバニを修復し、名前の公募と進水式を執り行いました。
残り少ない現役の舟大工である大城清氏の協力等により2010年末から数ヶ月間かけて行って来た古いサバニ修復が完了し、インターネットで名前を公募した後に進水式を執り行いました。
進水式や修復時の模様はイベントのページに掲載しています。(2011.4.29)
糸満 海人工房・資料館のオンラインショップを開店
本サイトでご紹介している収蔵品の中から、有志による一定量の生産が可能なアイテムを商品として販売を始めました。オンラインショップにてお求め頂く事が可能です。
いずれも大量生産は出来ませんので、販売数に制限はありますが、糸満の文化の粋を手に取って直に触れてみたいという方は、是非一度ご訪問下さい。
また、併せて糸満発の海のアクセサリーや、オンライン書籍もお求め頂ける様になっております。
収益金の一部は、糸満 海人工房・資料館/NPOハマスーキの運営資金とさせて頂きます。(2011.3.1)
「沖縄の舟、サバニ」のオンライン配信を開始
故白石勝彦氏の名著、「沖縄の舟、サバニ(SABANI Canoes of Okinawa)」のオンライン配信を開始しました。
白石勝彦氏著の同書を、生前の著者とご遺族の許諾の元に、模型製作の章を除いた全文を掲載致しました。購読料は1,050円。一度ご購入頂くと何度でも繰り返しご購読が可能です。収益金の一部はNPOハマスーキの活動資金とさせて頂きます。(2010.12.23)